私は30数年、指導者の道を歩んできましたが、
その間、そしてその時々いろんな困難に当たってきました。
その間、常に考えていたことは、どうすればいいチームの育つか、
どうすれば強いチームになれるかという事でした。
私が見てきたチームは、それほど強くなく、今から成長していくチームばかりでした。
気持ちのいいチームで強いチームを作り上げてみたい。そういう思いでやってきました。
それには、クラブを構成する選手達、ゲームに出る選手達が、
本当に心底ラグビーが好きで、ゲームの中で自分の持っているものすべてを出し切って、
パフォーマンスできることが大事であり(本当に意味でのエンジョイできる) 、
そのことが、グランド上でゲームを行っている選手自身がお互いに感動出来、
信頼感を呼ぶ、 まずはそれが、一番最初にありきかもしれないと思うようになりました。
選手自身が、すべてを出し切れば、ゲームに出れない選手達、
見ている人達にもその感動が伝わり、それがまた選手を奮い立たせることができる。
普段普通の男たちが、グランド上では普通のことではないことをパフォーマンスする。
ゲームを行っている選手達も、見ている方々も、ワクワクするようなゲームをさせたい・・・
事実、指導している私自身がゲームを見ていて、そのような光景に何度も遭遇しました。
だから・・・指導者やめられないのかもしれません(笑)
選手達がそういう修羅場を踏んで、どういう男になって戻ってくるか、
楽しみの一つでもあります。
今回は雑感として書いてみましたが、
具体的なことは次回以降に書いてみたいと思います。